娘はヤマハ音楽教室の幼児科に年中から2年間通い、今はジュニア総合コース(総合コース)二年目です。
我が家の場合は、2年間ヤマハ音楽教室の幼児科に通わせて良かったよ。
ヤマハ音楽教室は名前の通り「音楽教室」であり「ピアノ教室」ではありません。
- 教室ではエレクトーンを基本的に使用する
- 個人レッスンではなくグループレッスン
- 親も一緒にレッスンに参加する
- 60分のレッスンで「聴く」「歌う」「弾く」「リズム」など行う
ピアノの技術を学ぶレッスンではないので、その点が悩むところかもしれません。
しかしピアノを学びたい場合は、幼児科修了後に「ピアノ専攻」を選ぶことで学ぶこともできます。
- ピアノの習い事をしようか迷っている
- ヤマハの幼児科に通おうか迷っている
- 現在ヤマハの幼児科に通っている
- ヤマハの幼児科で実力がつくのか気になる
- ヤマハは耳が良くなると言われているけど本当か気になる
こような方のお役に立てればと思います。
この記事では、ヤマハ音楽教室を選んだ理由から2年間で子供がどのように成長したか。
通った人にしか分からないメリットやデメリットを解説します。
ヤマハ音楽教室の幼児科を選んだ6つの理由
まずは我が家がなぜヤマハ音楽教室の幼児科を選んだのか理由を紹介します。
幼児科を選んだ6つの理由
- ピアノの習い事をしたかった
- 音楽の基礎知識を身につけてほしい
- グループレッスンであること
- アンサンブルができる
- 親が付き添える
- J専へ通えるのは幼児科修了者のみ
①ピアノの習い事をしたかった
私も子供の頃ピアノを習っており、ピアノが家にあったのでできれば子供にもやってもらいたいなと思いました。
そしてピアノをやりたい理由は2つ。
- 音楽は人生を豊かにする
- ピアノは脳科学の観点からも「頭が良くなる」
持っている楽器がピアノでなければ違う楽器の可能性もあったかもしれませんが音楽の習い事はさせたいなと思いました。
そしてピアノの習い事は探しているときにヤマハ音楽教室の幼児科のことを知りました。
②音楽の基礎知識を身につけてほしい
個人のピアノだと楽譜を見てピアノを弾くことがメインになってしまいます。
軽く伴奏を付けたりはできるのですが、音楽的知識は少ないなと感じています。
自分で曲を作って弾いて歌ったりしている友人がいるのですが、そういうことができるってかっこよくないですか!?
私はとっても羨ましく感じています。
大人になっても音楽を楽しんでいるその友人はヤマハ音楽教室へ通っていました。
子供には
- 将来ピアニストを目指してほしいという気持ちはなく、音楽で人生を豊かにしたり、楽しんでほしい
- ピアノの技術をあげるより音楽の基礎知識を楽しみながら身につけてほしい
- 音楽の好きな部分を伸ばしていってほしい
と思いました。
②グループレッスンであること
幼児期は楽しいが一番大切だと思っているので
- お友達と一緒に楽しめるのは大きなメリット
- 特に我が家が一人っ子なので多くの人と関わることを大事にしたい
と考えていました。
③アンサンブルができる
- 子供にもみんなで演奏する楽しさを感じてほしい
筆者も子供の頃ピアノを習っていましたが、練習をあまりしなかったので残念ながらピアノは上達しませんでした。
なので発表会に出ることがとても嫌だったんですよね。
だけど発表会の時は、先生の意向で個人で弾くのとは別に年齢の近い子たち4.5人でアンサンブルを組んでくれたんです。
アンサンブルがとっても楽しかったよ
私は簡単なパートを弾くことが多かったんですが、アンサンブルをすることで
これは魔法のようでした。
④親が付き添えること
親の付き添いは、人によってはデメリットかもしれません。
筆者は
- 私は子供と一緒に音楽を楽しめる時間が持てるのは嬉しい
- レッスンの様子も見れるし、練習のフォローもできる
と考えていました。
⑤J専へ通えるのは幼児科修了者のみ
- J専へ行くかはわかないけど、可能性としては入れるようにしておきたい
- もし子供にやる気があり、本格的に音楽を続けたいとなった時にも対応できる
J専とは、ジュニア専門コースのことで幼児科修了した後の進級先の一つ。ヤマハ音楽教室の選手コースと言えばわかりやすいかと思います。
結果的に、我が家は総合コースへ進みましたが、J専に進級できるのは幼児科を修了している必要があります。
まだ音楽がどれくらい好きか分からないので、あとからやっておけば良かったと後悔したくなかったのも大きいかったです。
【ヤマハ】幼児科に通って身についた5つの技術
ヤマハの幼児科の2年間通った結果、身についたなと感じたことをお伝えします。
- 両手で弾くことができる
- 絶対音感がほどぼどにある
- 移調して弾くことができる(ハ長調・ト長調・ヘ長調・二短調・イ短調)
- 人と合わせて弾くことができる
- 曲の雰囲気を大事にしながら弾くことができる
①両手で弾くことができる
テキストの最後の曲は「ジプシーの踊り」
You Tubeで弾いでいる動画が上がっていたりします。
- スタート時:片手ずつの演奏。右手から始まり、左手へ。
- 半年頃:両手の演奏がはじまる
- 1年目の終わる頃:和音での伴奏
- 2年目:左手にメロディーのある曲やワルツの伴奏形を弾く
②絶対音感がほどぼどにある
ヤマハといえば耳が育つことが有名ですが、どの程度に育つのか気になりますよね。
娘の場合ですが
になります。
でもほどほど。
絶対音感のレベルは幅広いんですよね。
単音が聞き取れる人から、あらゆる音が音階に聞こえる人まで。
娘のレベルはというと
娘のレベル
- 単音は何の音か分かる
- メロディを聴いて弾けることもある
- 和音はある程度は聴き分けられる
筆者はメロディラインであれば耳コピできるレベルです(ヤマハには通っていません)
娘の場合、メロディラインを聴きとれていることもあれば、ん?怪しいということもあったりするのでほどほどな感じです。
今後の音感の成長に期待したいと思います。
③移調して弾くことができる
幼児科のレッスンで移調することもあり、幼児科で弾いた調であれば移調して弾くことができるようになりました。
- ハ長調
- ト長調
- ヘ長調
- ニ短調
- イ短調
④人と合わせて弾くことができる
グループレッスンなので、グループの子たちと一緒に演奏します。
⑤曲の雰囲気を大事にしながら弾くことができる
【ヤマハ】幼児科に通って良かった5つのこと
実際にヤマハの幼児科に通って良かったと感じたことをご紹介します。
- レッスンが楽しい
- 人前で弾くことがたくさんある
- 親子が一緒に参加するので成長がわかる
- 練習のモチベーションが保てる
- 幼児科のレッスンがジュニア科のレッスンへ繋がっている
①レッスンが楽しい
レッスンが楽しいというのは大切ですよね。
聴いて、歌って、弾いて。
体を動かしたり、歌うのに立ったりとずっと席に座っているわけではありません。
エレクトーンは色んな音が出るのも楽しい。
エレクトーンのボタン操作も幼児期の子供にとっては楽しみの一つだと思います。
②人前で弾くことがたくさんある
発表会以外にもグループの皆の前で弾くことが沢山あります。
- レパートリーの曲が仕上がると発表
- 伴奏のアレンジを考えて発表
一ヶ月に一回くらいはグループの中で発表してたように思います。
これが出来るのもグループレッスンだからこそ。
だなと思っています。
③親子が一緒に参加するので成長がわかる
親もレッスンに参加するのは人によってはデメリットに感じる部分なのかもしれません。
でも私は一緒にレッスンを受けられてとても良かったと思いました。
- 子供の成長が分かる
- 練習が必要な部分がよく分かる
- 一緒に学べて楽しい
一緒に参加したいるので子供の出来ている部分と出来ていない部分が分り、家での練習の際には役に立ちました。
我が子だけではなく、グループのお友達の成長も感じることができ感動する場面もありました。
と思っています。
④練習のモチベーションが保てる
個人レッスンの場合はもし練習しなかったとしてもレッスンでフォローしてもらえます。
しかしグループの場合は出来なかったから出来ないまま進んでしまいうことも。
と感じました。
みんなの前で演奏することもあるので、上手になりたいという気持ちをより感じていたように思います。
⑤幼児科のレッスンがジュニア科のレッスンへ繋がっている
幼児科の中でドレミで歌った曲や弾いた曲がジュニア科に進めば出てきます。
- 幼児科で歌った曲を弾く
- 幼児科で弾いた曲をアレンジする(伴奏やメロディー)
- 幼児科で弾いた曲を移調する
なんですよね。
レッスンのカリキュラムは良く出来ているなと感心します。
【ヤマハ】幼児科のデメリット
実際にヤマハ幼児科に通って私が感じたデメリットをお伝えします。
- 子供のレベルとグループのレベルが同じとは限らない
- お休みの振替ができない
- 親の負担が大きい
- 譜読みするよりも耳を頼りにしていまう
- エレクトーンを弾くのでピアノ歴にはならない
①子供のレベルとグループのレベルが同じとは限らない
我が家の場合は、周りより少し出来るのが早かったので待つことも多かったです。
だろうなと感じました。
しかし、幼児科の先生は
ここは先生の力量にもなってくるかと思います。
そして、できない場合には、できなくても次の課題へ進んでしまいます。
- レッスンが物足りなくてつまらない
- レッスンへついていけない
このような場合は、個人レッスンへ切り替えることも視野に入れた方がいいと思いました。
②お休みの振替ができない
先生が事前に組んだスケジュールにおいて、先生の都合で別の日に変更になることはありました。
幼児科の時期は風邪等で体調を崩すこともまだ多い時期なので振替は欲しいところですが、グループレッスンという特性上仕方ないかなと思います。
筆者が所属していた楽器店では、先生からハガキが送られてきました。
次のレッスンに参加するときに困らないようになっています。
- 簡単なレッスンの内容
- 次回までの宿題
幼児科の時はハガキでしたが、総合コースへ進級した後はLINEへ送ってくれています。
③親の負担が大きい
親のサポートが必要な習い事なので親の負担が大きくなりがちです。
親同伴のレッスン
習い事において先生にお任せしたいと考えている方は大変なところではないでしょうか。
平日のレッスンの場合、終わるのは早くても夕方。
そのあとお風呂、夕飯と嵐のように時間が過ぎていきます。
レッスンの間に用事を済ませられたら楽だよね
練習に付き合わなくてはならない
そしてピアノの上達に一番必要なことは練習することなのでレッスン以外の練習のサポートも必要になります。
気づいたら子供が一人で練習してくれるなんてことは、よほどピアノやエレクトーンが好きとかではない限りないので諦めましょう
小さなお子さんがいる方は気苦労するかも
下に小さなお子さんがいらっしゃる方は連れてきても大丈夫ですが
小さなお子さんを連れてきた方もいましたが、結局祖父母に預かってもらっていました。
ただ良かったことでも述べたように
だと思います。
④譜読みするよりも耳を頼りにしていまう
ヤマハっ子は譜読みが苦手
とよく言われています。
譜読みが全くできないのではなく、曲を聴いて弾く方が楽という感じです。
なんですけどね。
読むより聴く方が得意なので譜読みするのはめんどくさがっているかな
とはいえ、レッスンで譜読みをしないのかというとそんなことはありません。
どんなことをしているかというと
- 楽譜の音符を指で一つ一つ追う
- マグネットの五線譜ボードを使って音を並べる
あくまで音感を育てるレッスンが主軸ではあるため、初見で楽譜を読むことはしませんが、曲が仕上がる過程で譜読みもするのである程度はできるようになりました。
だと思います。
譜読みの練習は家ではしなかったな……
それもあって、総合コースに入ってから新しい曲を弾くときは私も手助けしつつ、譜読みをしています。
⑤エレクトーンを弾くのでピアノ歴にはならない
エレクトーンを習いたい人にとってはデメリットではありませんが、ピアノを習いたい人にとっては一つのデメリットかなと思います。
幼児科の2年間では両手で弾くことはできても、ピアノを弾く技術は身につかない。
みんなの前で発表する時に、先生のエレクトーンを使うかピアノを使うか選べましたが、ピアノを弾いくときに技術的なことは深堀はしません。
理由としてはこちらが大きなところかと思います。
- 譜読みができない
- 手や指の使い方でできていない
この2点は幼児科以降のジュニア科から行っていくところです。
幼児科の先生も「手は丸くしようね」とよくおっしゃっていましたが指が伸びてぺたぺた弾くお子さんが多い印象です。
この点は
我が家の場合、手の形は初めてピアノに触る時から注意していたので比較的丸い形で弾くことができました。
ジュニア総合コースへ進んだ後、個人レッスンの際には先生から厳しめの指導が入り、半年も経つとピアノの技術がぐんと伸びたと感じてます。
まとめ
我が家の場合、ヤマハのグループレッスンが合っていたので良かったなと感じています。
現在、総合コースへ通い個人レッスンの時間もありますが「グループレッスンの方が楽しい」と言っているので、初めから個人レッスンを受けていたら挫折していたのではないかなとも感じます。
また練習しないことで今よりも更に怒っている自分も想像できます。笑)
グループレッスンはお子さんによっては合う合わないがあると思います。
実際に進級の際に、グループを辞めて個人に移られる方は数名いました。
ヤマハは無料の体験レッスンもあるので興味があるのであれば、参加されることをおすすめします。