漢字検定10級は小学一年生の漢字80文字が範囲。
範囲はさほど広くないので漢字検定10級の合格率は95%前後とかなり高いです。
合格基準は150点のうち8割程度。120点以上ということです。
我が家では1年生の夏休みに勉強し、8月の終わりに受検し無事合格しました。
漢字検定を受けることで漢字学習の目標になるので受検するとお子さんの自信にも繋がります。
漢字検定10級はいつ受けても良いのですが私がおすすめするのはこの3つの時期
漢字検定10級を受けるのにおすすめの時期
- 1年生の夏休みの後(10月)
- 1年生の終わり(2月)
- 2年生のはじめ(6月)
漢字学習は小学校1年生の2学期からが始まるよ
そのため
この記事では
- 漢字検定の受検方法
- おすすめの受検時期の理由
- 漢字の先取り学習の良いところ・大変なところ
- 漢字を習う前の学習方法
- 漢字検定10級のおすすめの問題集
といった、実際に漢字検定10級に合格した我が家の先取りの漢字学習法をご紹介します。
漢字検定10級は先取りしないメリットもあるのでそちらも解説するよ
漢字検定の受検方法
漢字検定の受検方法は2つ
- 個人受検:個人が申込する
- 団体受検:団体(学校や塾など)がまとめて申し込みをする
個人受検
個人受検は年3回あります。
漢字検定が行われる月
- 6月
- 10月
- 2月
詳細の日程は公式ホームページよりご確認ください。
漢字検定の受検日は月の半ば~後半が多いです。
理由は後程記述します。
申込み方法
- インターネット(キャリタス資格・検定)
- コンビニ(Loppiやマルチコピーなど店頭に設置された端末機)
会場がどこになるかは選べません
まだ一人で会場へ行くことが難しいので会場が遠いと大変ですよね。
早めに申し込みをすると近い会場になることが多いようです。
団体受検
学校や塾などの団体が受検者を募り、まとめて申し込みします。
指定された日程から、各団体が選びます。
だいたい6月~2月で個人受検の実施月が多く、その前後1ヵ月くらいにも実施されている印象。
小学校で受けられる場合は、年に1回に設定している学校が多いようです。
団体受検は、各団体が日程を決めているので決まった時期にしか受けられない
特に
1年生で受検を考えている場合
- 通っている学校で実施の有無
- 検定の時期
を調べておくと勉強スケジュールが組みやすくなります。
我が家は通っている小学校が8月の終わり頃が検定日で受検しました。
お友達がいる・知っている場所・知っている先生が検定の監督者をしているなど、初めての漢字検定でも安心して受けられるよ
漢字検定10級のおすすめの受検時期
漢字学習の先取りしたい方
1年生の夏休み明け(10月受検)
習った漢字を定着させたい方
1年生の終わり(2月受検)
2年生になってから(6月受検)
理由は後述します。
漢字検定 個人受検で10月受検がおすすめな理由
10月受検がおすすめな理由
- 1年生の夏休みを使って勉強できる
- 先取り学習で、2学期からの漢字の授業で困らない
- 学校の授業が復習となり定着しやすい
①1年生の夏休みを使って勉強できる
夏休みの家庭学習の一つに漢字の勉強を取り入れることで、初めての学習内容でも時間があるのでゆっくりできます。
ポイント
- 一年生の漢字は80字
- 夏休みは約40日なので2文字ずつできる
夏休みは旅行や帰省など遊んだりもしますよね。
毎日は大変な場合
- 3~4文字やればok!
- 3文字なら27日、4文字なら20日で終わる!
各ご家庭で取り組める日程を考えながら、1日に進めていく漢字や問題集を決めるのがおすすめ。
ダラダラしがちな夏休みも漢字の勉強を取り入れることで勉強するリズムも整いますよ。
②先取り学習で、2学期からの漢字の授業で困らない
先取り学習は賛否両論ありますが、漢字においては先に行き過ぎると普段使わないなどで忘れてしまいます。
先述しましたが、漢字は1年生の2学期から始まります。
夏休みを使って学習することにより、2学期からの漢字学習をスムーズに進めらるんです。
「漢字が得意!」とお子さんに感じてもらえられたらしてやったりですよね。
③学校の授業が復習となり定着しやすい
短期間で集中的に勉強したことは、長期記憶として定着させることが難しいのです。
そのために復習は必要不可欠です。
テストの一夜漬けでは、後に活かされないことを経験されている方もいるかと思います。
せっかく覚えたのに忘れたってなっては悲しいですよね。
漢字検定で合格できたとしても多少は忘れたりすることはあると思います。
書き順や音読み、訓読みなどあやふやな部分があっても学校の学習で復習できるのがいいところ。
宿題で漢字ドリルをやるときも、苦労せずにさくさく取り組めるのは何より事前にやっておいて良かったなと感じました。
漢字学習前の漢字勉強で大変だったこと
夏休み前にやることをおすすめしていますが、学校で習う前に漢字を学習するにあたって大変なことがありました。
受検日が夏休み中にあったため、1ヵ月強で勉強を進めたのが原因の一つ。
余裕をもって勉強することをおすすめします。
余裕がないとなにごとも大変だよね
大変だったこと
- 「とめ、はね」がきちんとできない
- 文字を丁寧に書くのが難しい
- 漢字が嫌いになるのではないかと心配した
①「とめ、はね、はらい」がきちんとできない
この「とめ、はね、はらい」が結構厄介でした。
その文字特有の骨組み(字体が)が読み取れ、誰が見てもその字であると判断できれば、
漢字の細部のとめ、はね、はらいなどの書き方によって不正解とすることはありません
漢検の採点について | 日本漢字能力検定 (kanken.or.jp)
とありますが、文字として、とめ、はねが必要な字もあります。
我が家の場合、カタカナが完璧ではなかったことに理由があります。
ひらがなは幼稚園の頃から書けてはいたものの、カタカナはさほど意識していませんでした。
ひらがなはお友達にお手紙を書きたいなど目的がありましたが、カタカナを書く理由が子ども自身になかったのも大きいです。
カタカナができれば「とめ、はね、はらい」ができる
「ア」「イ」「ウ」「エ」「オ」がきちんと書ければ「とめ、はね、はらい」は大丈夫です。
カタカナが書ければ、漢字が書ける文字
- カタカナの「ロ」と漢字の「口」
- カタカナの「カ」と漢字の「力」
- カタカナの「ニ」と漢字の「二」
- カタカナの「タ」と漢字の「夕」
- カタカナの「エ」と漢字の「工」(小学2年生の漢字)
もありますよね。
漢字はカタカナの組み合わせもあります。
「空」ウ+ハ+エ
「右」ナ+ロ
漢字検定では「とめ、はね、はらい」は大事なところなので、カタカナ学習が大切なポイント
漢字が上手く書けない場合は、カタカナを練習するのがおすすめだよ
②文字を丁寧に書くのが難しい
1年生の場合、文字を丁寧に書くというのがまだ難しかったりします。
くっつけるところがかなり離れたり、飛び出たりと散々でした。
もはや違う漢字……。
漢字学習前の子どもは、似ている字が書けていればできると思っているから更に面倒です。
「二」という漢字も下の線が短くては違う字ですよね。
4年生の漢字ですが「未」と「末」など線の長さで違った漢字になるので、最初にしっかりとやりたいところ。
漢字は理解していても、細かい点を注意しなくてはならないので1年生は大変だなと感じました。
③漢字が嫌いになるのではないかと心配した
ゆっくりペースでやっていたんですがどうにかなるだろうと思っていたけど、意外と出来なくてスケジュール管理の甘さがありました。
受検日が8月後半だったこともあり、思ったより時間がなかったのです。
私の痛恨のミスだよ
そのため「検定勉強」ということもあり、指摘が多くなったため漢字を嫌いになるのではないかと心配しました。
本人のやる気で始めた漢字学習をした結果嫌いになるのでは本末転倒。
本人のやる気が失せていたので漢字検定の受検を見送ろうと思い、一度勉強を中断したくらいだよ
親の焦りの気持ちがあると良くないですよね。
できるなら満点合格できるくらい目指して勉強したいという本音もあったので余計に焦っていたのかもしれません。
実際は2問ほど間違えました。でも合格なので良しです!
「分からなくていいよ~」という余裕を親が持つことも大切だなと痛感しました。
大変なのは導入部分のみ。漢字学習が始まれば問題なし!
小学校で漢字学習が始める前に、漢字学習を始めると導入の部分で丁寧に書くことなど注意しなくてはならないのが大変なところです。
この点は小学校で漢字の学習が始まれば、授業の中で一文字ずつ丁寧に教えてもられます。
大事なポイントも先生が伝えてくれるので、我が家のような大変なことは少ないと思います。
漢字学習は先取りがおすすめなのですが、導入時期である1年生のうちは無理にやる必要はありません。
お子さんのタイプによっては、習った漢字の復習をしっかりする目的で漢字検定を受ける方がスムーズな場合もあります。
先述しましたが、そのためおすすめの受検時期としてこちらも上げました。
復習の場合におすすめな受検時期
- 1年生の2月受検(一部だけ先取り)
- 2年生の6月受検(1年生の漢字の復習)
漢字検定を受けることによって漢字ができる自信にも繋がります。
そして、その先も合格したいという気持ちになれば、本人のやる気によって先取り学習に繋がりやすいです。
実際に2年生の8月に漢字検定9級を受検し合格。その時は苦労せずに勉強ができたよ。
今は、2年生で3年生の漢字を先取り学習しています。
漢字検定10級取り組んだ期間
我が家も夏休みに入ってから漢字を取り組みました。
実際に取り組んだ日数
- 漢字を学ぶ:20日間
- 問題集を解く:10日間
- 過去問を解く:3日間
途中勉強をやめていた期間もあり、問題集を解く期間が短かったです。
結構無理なスケジュールになっています
夏休みだったのが幸いしましたが、短いスケジュールでも合格はできるということ!
だけど、親も子も大変なので皆さんは余裕をもって行って欲しいなと思います。
理想の漢字検定10級の勉強期間
- 漢字を学ぶ→20日(1日4文字)
- 問題集を解く→30日~40日
- 過去問を解く→受検日2週間前:10日
①漢字を学ぶと②問題集を解くは平行しながらでOK!
夏休みから勉強すれば3ヵ月間勉強期間が持てるのでゆっくりと進めていけます。
漢字検定10級おすすめ問題集4選!
漢字学習や漢字検定におすすめの問題集を紹介します。
①先取り学習するならこれがおすすめ!『徹底反復一年生の漢字』
漢字学習をするにあったて、読めることが大切になってきます。
『徹底反復一年生の漢字』では、最初に漢字で書かれた文(ふりがな付き)を読む学習からスタートするので、先取り学習には最適です。
問題集の特徴
- 10ユニット×8枚 8文字ずつ分かれている
- 1ページ4文字ずつなので学習しやすい(表裏で8文字)
- 80ページあるので、1日2ページずつ進めると40日間で終わる
- 言葉の意味が載っている
- 漢字検定に対応している
言葉の意味が載っているのが特におすすめポイント
②復習にはこれ!『小学1年かんじ 早ね早起き朝5分ドリル』
問題集の特徴
- 『徹底反復一年生の漢字』と同じ陰山英男先生が監修さえているドリル
- あいうえお順なので、復習に使うのがおすすめ
- 5分で終わる
- 力だめしを含めて44日分(1日1ページ換算)
③公式問題集ならこれ!『いちまるとはじめようわくわく漢検 10級』
- 漢字検定協会から出ている公式問題集
- キャラクターと一緒に勉強できる
- カラーぺージ
- 1日10分間、見開き2ページ×30日分
- 1週間(7日分)で一区切り
- 漢字の意味や使う場面などテーマごとに分かれている
- 問題集のサイズはA5変型判と少し小さめ
『いちまるとはじめようわくわく漢検 10級』を繰り返し行うのもおすすめだよ
問題集のサイズは大きくないので、低年齢のお子さんが最初のとっかかりとしてやるのはやや難しいかもしれません。
ただ、実際の漢字検定の解答用紙の書くスペースが大きくないので問題集のサイズで文字が書けるようになる必要があります。
④これはやっておいて!『漢検10級実物大過去問 本番チャレンジ!』
- 実際の検定と同じ仕様で練習できる
- 5回分の過去問が収録
- 最後の仕上げに最適
- 検定時間(40分間)を意識して練習できる
漢字検定10級の問題用紙について
- 問題用紙は2枚
- 問題を解くページは3ページ
- 1枚目は表にルールが書いてあり、裏から問題
- 2枚目は両面問題
漢字検定10級は範囲が狭いので、この過去問だけ何度も繰り返すだけでもOK。
過去問で問題を解いたところ思ってもみない結果があった
助詞を書き込む
問題集は括弧の中にふりがなを書くのが多いので、助詞を書くなんてことはなかったけど、実際の過去問をやったらこんなことがありました。
問題文を読んでないんだなってことも分かります。
送り仮名や不要な部分を付けてしまいやすいので注意が必要
子どもの行動は想像の斜め上をいくよね
縦書きではなく横書きに書く
え?なんで急に横に書いた!?
問題文には「かん字のよみがなをーせんのみぎにかきなさい」なので×にはならないかもしれませんが、縦書きできるように伝えたいところ。
実物大過去問はやっておいた方がいいよ!
漢字検定10級 おすすめ問題集の組み合わせ
初めて漢字学習をする
- 『いちまるとはじめようわくわく漢検 10級』
- 『漢検10級実物大過去問 本番チャレンジ!』
初めて漢字学習する +
しっかり一年生の漢字を定着させたい
- 『徹底反復一年生の漢字』
- 『漢検10級実物大過去問 本番チャレンジ!』
習った漢字の復習をしたい
- 『小学1年かんじ 早ね早起き朝5分ドリル』
- 『漢検10級実物大過去問 本番チャレンジ!』
or
- 『漢検10級実物大過去問 本番チャレンジ!』
漢字検定10級 合格するための勉強方法
漢字検定に合格するための勉強方法
- 漢字を覚える
- 問題集を解く
- 間違えた問題をピックアップ
- 過去問を解く
- 間違えた問題をピックアップ
やるべきことはただ一つ!間違えた問題をひたすら解く!
漢字を覚えたら、問題集をひたすら解きます。
1度でできた問題は分かっているので復習はなしです。
間違えた問題は、翌日以降も解く。
3回くらい連続で間違えなくなったらその漢字は復習からなくなります。
このように一つ一つ間違えをなくしていくと合格へ近づいていきますよ。