ヤマハ幼児科2年目の修了に向け気になるのが進級。
我が家は総合コースへ進級しました。
ジュニア専門コース(通称:J専)へ進まれた方のブログは多いのですが、ジュニア総合コースについてはそれほど多くなく、参考にしたいと思っていたので困りました。
ジュニア総合コースへ進級された理由
- 通っているセンターでJは専は開講しない
- J専はついていけないから選択肢にはなかった
調べていると上記の理由が多い印象です。
我が家の場合は
- 通っているセンターでJ専の開講がある
- J専へのお誘いを受けた
ということもありとても悩みました。
我が家がジュニア専門コースではなく、なぜジュニア総合コースを選んだかというと理由はいくつかありますが一番大きな理由は
習い事においてヤマハが一番ではなかったからです。
- 進級コースに悩んでいる
- J専を勧められているが総合コースにしようか悩んでいる
- 幼児科に通っているいる
- 幼児科のレッスンは少し物足りないと感じている
- これから幼児科に通おうと思っている
このような方の参考になるかと思います。
この記事では、進級コースの選び方や実際に総合コースを選んだ経緯をご紹介します。
ヤマハ音楽教室 幼児科からの進級コースの選び方
幼児科から進級できるコースは全部で5つあります。
- ジュニア専門コース
- ジュニア総合コース
- ジュニアピアノコース
- ジュニアエレクトーンコース
- ジュニアアンサンブルコース
沢山あるのでどうしたらいいか迷いますよね。
次の順番で選んでいくと絞れると思います。
- ピアノ
- エレクトーン
- グループレッスン+個人レッスン
- グループレッスンのみ
- 個人レッスンのみ
- 幼児科のときのようにグループレッスンを続けたい。
- 子供のペースのレッスンが良いので個人レッスンがいい。
など幼児科のレッスンを通してどのようにしたいか見えてくると思います。
あくまで私の考えですが選ぶ基準をまとめました。
J専はライトな習い事なら併用はもちろん可能
J専はコンクールなどイベントに出る機会が多いので同じ熱量の習い事をしようとすると練習時間と他の習い事との時間のやりくりに苦労すると思います。
我が家は総合コースですが、先生に声をかけられてコンクールに出る機会が多々あり、練習時間の確保に苦労してます。
総合コースのグループレッスンであれば、他の習い事しながらもどうにかなるかなという感じです。
ジュニアピアノコース、エレクトーンコースでも引き続きアレンジなどのレッスンはあります。
純粋にピアノの技術を伸ばしたいのであれば、ヤマハを辞めて個人のピアノ教室に通うという選択肢も!
近くに個人ピアノ教室がない場合は、おうちでできるオンライン音楽教室もおすすめ。
我が家の場合
上から順に決めるとこのようになりました。
我が家の場合
- ピアノ専攻
- グループ+個人レッスン
- 音楽を総合的に学んでほしい、他の習い事もしたい
と思っていたのですが
ジュニア専門コースへお誘いを受けて悩んでしまった
ジュニア専門コース(J専)とジュニア総合コースの違い
J専とはいわゆる運動系の習い事における選手コース。
選手コースなので、ハイレベルな鍵盤演奏力や創造的で豊かな表現力をつけることを目的としています。
しかもJ専は、進級オーディションがあり、幼児科を修了者しか入れないという狭き門なんですよね。
ただ進級オーディションは先生からの推薦があった時点でよほどのことがない限り落ちないようです。
カリキュラムについて
カリキュラムをご覧になると分かると思いますが、大きな違いについて説明します。
J専と総合コースの違い
- アレンジと創作
- コンクールやイベントの回数
- レッスン量
- グレード取得ペース
①アレンジと創作
アレンジと創作の違い
総合コースのアレンジとは
- 伴奏形の工夫(和音だけではなく、色々な伴奏の形にして曲をアレンジする)
- メロディーの変奏(自分がイメージ通りにの曲になるように、リズムや拍子やテンポなどを変えて演奏する)
- モチーフの続きを考える
- イントロ・エンディング・間奏など作る
などなど……
J専の創作とは
自分で作った曲を発表するジュニアオリジナルコンサート(通称:JOC)の参加もあるので、しっかり曲を作り込みます。
②コンクールなどのイベントの回数
総合コースの場合
J専の場合
前項のJOCの他にも、ソロ、アンサンブルの発表会やピアノ専攻かエレクトーン専攻かによってそれぞれコンクールがあります。
③レッスン量が違う
総合コースの場合
グループ60分 月3回(年36回)
個人30分 月1回~3回の選択制
J専の場合
グループ60分/個人30分
それぞれ年40回
※1,2年目のみ
学年が進むにつれ、専門コースはグループの時間も個人の時間も増えて、月3回になります。
④グレード取得ペース
レッスン時間も違うのでグレードの取得ペースも変わってきます。
J専は、総合6年間で取得するレベルを4年間で取得するのでペースも早いのが分かります。
ジュニア専門コースの説明会についての記事の最後にリンクを貼っているので興味のある方はご覧ください。
J専へ進級するか悩んだ理由
進級のタイミングで担当講師との面談もあり、我が家はもともと総合コースに行こうと思っていました。
しかし、J専のお話を聞いているとJ専へ進んだ方がいいのかなという気持ちになりました。
我が家の場合、楽器店の方がとても熱心にJ専へ進むように声をかけていただき、わざわざJ専担当講師の方との個人面談の時間も作ってくれたりと手厚い勧誘(笑)を受けてました。
まずはJ専へ進もうか悩んだ経緯を紹介します。
J専へ進級するか悩んだ理由
- スクールアドバイザーの方から勧められた
- 担当のJ専の先生が素晴らしい先生だった
- 音楽を総合的に学べるヤマハでJ専へ行かないのはもったいないのではないか
- 幼児科のクラスの子は総合コースへ進む子ばかり
- このまま進むと娘には物足りなくなるのではないか
- J専へ進めば周りからの良い刺激を受けるだろうと思った
- ジュニア総合コースで個人3回にした場合、月謝がそこまで変わらない
- アレンジや作曲に興味がない
- 本人のやる気はそこまではない
- 他の習い事との併用は果たしてできるのか
- 総合コースの担当講師は幼児科担当講師である
- 幼児科担当講師に「親も覚悟が必要」と言われた
①スクールアドバイザーの方から勧められた
我が家が通うセンターにはスクールアドバイザーの方が在中しており、レッスンの悩みなど必要時応じて相談にのってくれます。
レッスンが終わって帰ろうとしたときに「J専の説明会へ参加しないか」と声をかけられました。
スクールアドバイザーの方は、幼児科に入る時から色々と相談に乗ってくださったり、レッスンの様子も定期的に見学されているので娘のこともよく知ってる方でした。
「必ずしも進まなくて良いので説明会だけでも来てほしい」と言われ、断り切れず説明会に参加することにしました。
娘たちが幼児科へ通い始めたことろはちょうどコロナ禍の初めで、1レッスンの人数を最大4人までなどの人数制限を設けていました。
通常より幼児科の人数も少なく、J専の開講するにあたり、人数を集めなければならなかったのかもしれません。
② 担当のJ専の先生が素晴らしい先生だった
J専の説明会へ足を運ぶことにはしましたが、肝心な娘は行かないというので、私一人で参加しました。(他の方は両親と子供と家族連れで来られていました)
J専担当の先生が説明してくださったのですが、先生の実力もかなりあり、とても素晴らしい先生で、この先生に習ったらとても良いものになりそうだなと思いました。
すごく柔らかく優しそうな先生で娘が好きそうな印象。
現在担当講師といい意味で雰囲気が違い、音楽の幅が広がりそうと感じました。
③音楽を総合的に学べるヤマハでJ専へ行かないのはもったいないのではないか
J専の説明会へ行った後に、色んなブログ等を読んで、幼児科を卒業した人しか入れないJ専へ行かないのはもったいなのかもしれないと思いまました。
グループで切磋琢磨しながら頑張るって大変だけど楽しい経験になるだろうなと思っていたので、J専へ進んだ方がいいのかなと思い始めました。
私が子供の頃に個人のピアノ教室で習っていましたが、発表会の時には年齢が近い子たちとアンサンブルをしていました。
子供を通して知り合ったママ友と実は同じピアノ教室で、アンサンブルを一緒にやっていたということがあとから分かったことなどあり、良い思い出の一つです。
アンサンブルの楽しさは私もよく知っているので、ヤマハの幼児科に通おうと決めた経緯もあります。
幼児科へ入るに時にJ専のことを知り、なんのなく視野に入れていたのもあって、このタイミングを逃すのは惜しい気持ちになりました。
④ 幼児科のクラスの子は総合コースへ進む子ばかり
幼児科のクラスではたまたま同じ幼稚園の子もいました。
そして幼稚園が違う子とも2年間一緒にやってきているのでお友達になっています。
そしてその子たちみんな総合コースへの進級を決めていました。
娘は「お友達と一緒がいい」と言っていました。
その気持ちは理解できるし、その通りだよなと思いました。
⑤ このまま進むと娘には物足りなくなるのではないか
ただ、幼児科のクラスのレベルがどの程度なのか比べるものがないので分かりませんが、クラスの中で娘はできる方でした。
グループレッスンの中でも+αな課題が出るときがあるのですが先生より「ほとんど〇〇ちゃん(娘)に向けて話しています」と個人面談の時に話がありました。
レパートリーが仕上がるとクラスの中での発表がありますが、そこで仕上がりを聴いているとようやく一曲弾くのがやっとの子もいるのが現状です。
このまま一緒にやっていくとなると娘には物足りなさが出てくるのではないかと思いました。
⑥J専へ進めば周りからの良い刺激を受けるだろうと思った
今いるメンバーはほとんど総合コースへ進級なので娘と切磋琢磨してくれる子がいないわけではないですが、J専は親も子供もやる気がある子たちが多いので今よりも伸びしろが広がると思います。
J専へ進めば娘と同じくらいのレベルの子やより上手な子もいて良い刺激になるだろうと思いました。
⑦ジュニア総合コースで個人3回にした場合、月謝がそこまで変わらない
そもそも習い事として高いので躊躇したくなりますが、J専と総合の金額差は1400円のため、費用面ではJ専の方がお得なのかもしれません。
⑧アレンジや作曲に興味がない
娘はピアノを弾くのは好きだけど、アレンジや作曲するとこに興味がありませんでした。
創作という部分については、音楽以外も含め全体的に苦手な分野なのかもしれません。
自己表現できることは大切なので、音楽を通して自己表現ができるようになってくれれば良いなと思いました。
⑨本人のやる気はそこまではない
私は説明会に参加して、J専はいいなと感じていたのですが、肝心の本人のやる気がありませんでした。
我が家は他にも習い事をしており、そちらで選手コースとしてやることを決めていたのです。
⑩他の習い事との併用は果たしてできるのか
コンクールが多いJ専において、他の習い事のとの併用が心配でした。
我が家はヤマハ以外の習い事もしています。
週5日は習い事があるので練習の確保などきちんとできるのか不安要素がありました。
スクールアドバイザーの方の話を聞く限りでは、多くの方が他の習い事もしているし、忙しい子についてはその点は考慮するということ。
特に1年目はコンクールも多くないので、娘なら大丈夫ですよと回答をいただきました。
⑪総合コースの担当講師は幼児科担当講師である
習い事において先生との相性はとても大切だなと思っています。
J専の先生も素晴らしい先生でしたが、現在の幼児科の先生もとても良い先生でした。
ベテランの先生で厳しいときと優しいときのメリハリがあり
一人一人をよく見ていて、2年間教わっている中で引き続き教わっていけたらなと思う先生でした。
娘も今の先生とやりたいという意思が強かったです。
補足ですが、幼児科の先生が総合コースを担当するというわけではなく、幼児科の後の進路として多くの方が選んだ進路を担当するとおっしゃっていました。
⑫幼児科担当講師に「親も覚悟が必要」と言われた
担当講師はJ専については「行きたい方いますか?もしいたら声かけてください」くらいの感じで、直接声をかけるというのはしていませんでした。
個人面談の時に、J専の話になり「そもそもJ専はどうなんでしょうか」という話を聞きました。
先生はお子さんが2人おりヤマハへ通っていました。
上のお子さんはJ専、下のお子さんは総合に入れたようです。
「J専は本当に大変で親も覚悟が必要です」という言葉にとても重みがありました。
ヤマハの講師が親の立場として話しているのだから力がこもっています。
イベントが多いので、練習はさせなくてはいけなし、曲を作るには時間もかかります。
そしてお子さんは「作曲よりもたくさんピアノを弾きたかった」とおっしゃっていたようです。
そういう経緯もあり、まったりな下のお子さんは総合コースで個人の回数を3回にしたそうです。
講師としての意見と親としての意見どちらも聞けたのは大きいなと思いました。
総合コースに進級した理由
①習い事の中で優先順位が低い
習い事において今まで本人がやりたい!の気持ちを大切にしてきました。
しかし、ヤマハのJ専については本人の興味が低かったのです。
他の習い事の方がやりたいし、今以上にヤマハの回数が増えるのは嫌だと言っていました。
②幼児科と先生&メンバーが変わらない
先生&メンバーが変わらないのは大きなポイントでした。
J専の先生には個人面談までしていただき、お話しを伺いましたが終わった後で「同じ先生、友達がいい!」と言っていました。
だけどまだ7歳前後の意見なので、最優先にする必要はないと思います。
それぞれ進路が違っていれば、また違う選択肢もあったかなと感じています。
③他の習い事をしても個人の回数で調整が可能
総合コースで続ける場合に、個人の回数を2回以上にすることを幼児科担当講師に勧められました。
1回では物足りなくなってしまうという理由です。
小学校という新しい環境、他の習い事の選手コースも始まる中で、個人の回数を変更できるのはありがたい。
はじめは2回にして、本人のやる気で回数を調整しようと考えました。
④J専を辞めることになった場合、アンサンブルができなくなる
J専を続けるのが難しい場合に総合コースへ移れるのか質問した際に、それはできないという回答をもらいました。
アンサンブルができることはヤマハを選んだ理由の一つなので、それができなくなる可能性は避けたいと思いました。
⑤無理なく楽しく続けるのは総合コースであること
小学校低学年の時は友達と遊ぶことも大事にしたいと考えています。
そう考えたときに、他の習い事で忙しいのでなるべく負担が少なく、楽しく続けていくのは総合コースだと感じました。
⑥本人のやる気次第なところ
J専といえども、グループによってレベル差があるのは当然です。
個人レッスンの回数を増やせば、J専でなくとも演奏技術は上げられるし、
結局は本人のやる気次第と思いました。
J専であれば、環境的には申し分ないのではないでしょうか。
なので、他に習い事をしていなかったり、子供のやる気があれば、間違いなくJ専に進んでいたと思います。
総合コースに進級した結果、どうだったかは今後報告したいと思います。