ひとりっ子のお子さんを持つ親御さんって、兄弟がいないことについて少なからず悩んだりすることがありますよね。
我が家もひとりっ子です。
何より第一子の子育ては常に初めての連続。
どんな親にとっても不安はつきものなんですよね。
『ひとりっ子の学力の伸ばし方』はひとりっ子の無限の可能性について解説されています。
兄弟の良さはもちろんありますが『ひとりっ子の学力の伸ばし方』を読むことで「ひとりっ子で良かったかも!」という気持ちになれます。
うちはひとりっ子じゃないから関係ないよね
第一子のお子さんに適用される部分がたくさんあるから誰しも読んで損がないよ
『ひとりっ子の学力の伸ばし方』について
『ひとりっ子の学力の伸ばし方』は、ひとりっ子の親が家庭でできる「賢く育てるコツ」や「学習方法」について具体的に紹介されています。
ひとりっ子は親の経験がないからこそ固定概念にとらわれない幅広い選択肢が与えられ可能性が高い
ひとりっ子が無限の可能性を秘めているのはこのためです。
ひとりっ子に特化した内容にはなっていますが、第一子のお子さんにも適用される部分が多くあります。
第一子とひとりっ子が似ている点
- 第一子のお子さんは少なからずひとりっ子の期間があること
- 親の体験や経験値がない
- 情報取集をしないと分からない
親にとっては、初めての経験ばかりなのでひとりっ子と第一子には共通点があります。
著者は進学塾VAMOS代表の富永雄輔さん。
塾テストなしだけど、難関校の合格率はトップレベル。成績を伸ばすコツを熟知している方です。
『ひとりっ子の学力の伸ばし方』がおすすめな人
ひとりっ子はもちろん、第一子のお子さんの勉強方法が気になる方
タイトルが『ひとりっ子の学力の伸ばし方』とあるようにひとりっ子のお子さんをお持ちの方は読んで損はないです。
先ほども述べたように、第一子のお子さんとも共通点があるので、第一子のお子さんの学力を伸ばしたいと考えている方も参考になるところはたくさんあります。
不要なところは飛ばしながら参考になるところを読んでも良いかなと思いますよ。
年長から小学生低学年のお子さんをお持ちの方が特におすすめ
これから子どもを伸ばしてく上で知っておきたい情報がたくさん含まれているからです。
もっと小さいうちから読んでも参考になる部分はあります。
筆者が進学塾の代表であるため、勉強のコツが各教科ごと具体的に書かれているのも特徴の一つ。
小学校低学年のお子さんをお持ちの方には詳しい勉強法などまだ早いなと感じる部分はあるかもしれません。
小学校中学年・高学年以降の方も参考になる
勉強法については、小学校中学年・高学年以降の方も参考になります。
著者は進学塾の代表の方なので、勉強方法がかなり具体的に書かれています。
ひとりっ子に向けた内容になっていますが、全部が参考にならないわけではありません。
国語・算数・理科・社会・英語と5教科ごとに分かれているのも魅力的。
英語についてもかなり具体的な内容なので、英語学習に悩まれている方も参考になると思います。
難関校の合格率がトップクラスの学習塾の勉強法はやっぱり気になるところですよね。
我が家は小学校2年生なので、学年が上がったらもう一度読み返したいと思いました。
中学受験を考えている方、中学受験を迷っている方も必見
- 中学受験を考えている方
- 中学受験が気になっている方
- 中学受験をするか迷っている方
中学受験についてどれくらいの時期から塾に通えばよいかなど具体的に記されています。
著者の意見は「早く塾には行った方がいいよ」という内容なので少し焦ってしまう方もいるかもしれません。
でも、勉強習慣が身についているなら焦る必要はないかなという気もしました。
また、中学受験しない方も、高校受験に向けてしっかり基礎を身につけておくために必要なことが書かれてます
小学生のうちは親が見れる時期でもあり、学習習慣や自己肯定感を上げるには親のサポートが必要不可欠です。
我が家は中学受験する予定はないのですが中学受験については気になっていはいます。
そんな我が家でも参考になることがたくさん書かれていました。
『ひとりっ子の学力の伸ばし方』の感想
ひとりっ子は早く保育園に入れた方が良い!?
家での世界が親が基本となり世界が広がらないので、ひとりっ子ほど早く保育園などに入れるなど家庭以外の環境で育った方がいい
と著者は語っています。
保育士の私からすると、眉をひそめてしまいました。
もちろん早くから保育園へ入れるメリットはあります。
しかし不必要に早く保育園へ入れなきゃと思って欲しくないと思いました。
待機児童がいる場合
フルタイムで0歳児クラスからでないと入れない場合がある
そして
兄弟優先などあるので、ひとりっ子(第一子)は更に狭き門になります。
どこの保育園でも良いわけじゃないし、何より0歳児を育てながらフルタイムで働くって結構ハードだよね
「子育てを一人で抱えない」という意味であれば早くに保育園へ入れることも納得できます。
しかし、保育士はお母さんにはなれません。
私が勤めている保育園では保育士が配置基準以上にいるので手厚い保育園ですが、それでも「ママがいい」は日常茶飯事です。
愛着形成の土台がしっかりしている子は、何事も恐れずにチャレンジできる傾向があります。
こういった意味で、ひとりっ子は強いと私は思います。
保育園のメリットもあるので必要あって早く入れる分には良いと思います。
ただ、ひとりっ子だから早く入れなきゃと考えるのは違うかなと感じました。
0歳児は大変ではありますが成長が著しく本当に可愛い時期です。
保育園に通わなくても、子育て広場などを利用することで色んな子どもや大人たちと触れ合うことができます。
そして、保育園の一時保育はおすすめです。
親の負担減少にもなるし、他の人に触れる機会にも繋がります。
家庭以外の環境をつくることは色々と工夫すればできると感じています。
親御さんが無理なく子育てしてほしいと思います。
子どもにお金をかけるのは間違っていない
我が家は色んなことがやりたい!って子どもだったので
気づいたら習い事で毎日忙しい……
そもそも習い事をしようと思ったきっかけは幼稚園帰宅後に遊べる友達がいなかったからです。
我が家は近所に同い年のお友達がいましたがその子にはお姉ちゃんがいました。
そのため、同い年のお友達はお姉ちゃんのペースで動いているので、お姉ちゃんの習い事へ付いて行ったりと結構忙しい日々を過ごしていました。
家で兄弟で遊ぶことができないので、母子二人っきりの公園になることが多々あります。
たまにならまだしも、毎日子供と遊ぶって結構しんどいので我が家は習い事をさせることにしました。
習い事自体の数は多くないのですが、週2日以上やっているものもあったり
お友達がやってるからやりたい!っていうのもあったりで、気づくと週5日も習い事という結果に。
我が家みたいな感じがひとりっ子には多いんじゃないかなと思います。
習い事やらせすぎ!?でも本人は全部やりたいって言うし……
と思っていましたが、それでいいと著者は言います。
- 時間もお金もひとりっ子だから使える。
- 色々とやらせて本人に合ったものを探す。
- 4年生くらいまでは色々と経験させて、5、6年生で絞る。
習い事で忙しいし、取捨選択が必要かなと悩んでいました。
4年生までは色々経験させる時期
と思うことができました。
本人がやりたいのであれば、お金はかかりますが子供への投資ととらえようと思います。
自分で考えさせる・決めさせる
自分で考える・自分で決める(選択する)
は我が家の教育方針の一つです。
これは大切だよね
我が家は乳児期から本人の意志を大切にしています。
なぜなら、子どもは親とは別人格なので、自分と子どもは違うのだということを意識してきたから。
そしてひとりっ子だと親が手を差し伸べてあげられる機会が多いですが、成長のためにもあえて手を出さないことも大切です。
もちろん正しい判断ができるわけではないので
「〇〇だと××ということになる可能性があるけど大丈夫?」
など軌道修正したり私の意見を言ったりすることもあります。
小さな失敗はたくさん経験させてあげたいので、間違えた判断も時として必要だと思っています。
自分で考えて行動できるって生きていく中で必要な要素なのでこれからも伸ばしていきたいと感じました。
『ひとりっ子の学力の伸ばし方』は長く読める本なので購読の価値あり!
今まで家庭教育系の本は100冊以上読んできたのですが、久々に面白かったなと思いました。
幼児期から児童期にかけて参考になる本なので長く読めます。
これは手元に欲しい本でした。